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■ 質 量 標 準
質量の単位「キログラム」は、初め「一辺が10cmの立方体の体積の最大密度における蒸留水の質量」と定義されたが、1889年に直径、高さとも39mmの円柱形で、白金90%、イリジウム10%の合金でできている「国際キログラム原器の質量」に置き換えられた。
わが国の質量標準は、国際キログラム原器と同時に、同形状・材質で作られた「日本国キログラム原器」であり、当所に保管されている。
キログラム原器
日本国キログラム原器の質量は、約30年ごとに国際度量衡局(パリ近郊)が保管する国際キログラム原器と比較され、その質量値が確保されている。
高精度化への足どり
体積や表面積が異なる等質量の分銅(シンカー)を内蔵した天びんを開発し,シンカー間の質量差から空気の浮力および分銅表面への気体分子吸着の精密補正を,世界で初めて実現した。これらの計測技術を駆使し,現在10-9の精度で質量標準を確立している。
原器用天びん
計量研究所で開発した,1kgに対して0.1μg(10-10)の分解能を有する天び
んで次の特徴をもつ。
1) 刃と刃受けの接触状態を保ったまま分銅の交換ができる。
2) 操作者からの熱放射の影響を受けない遠隔操作型である。
3) 真空容器に格納され,空気密度や分子吸着量が測定できる。

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