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標準供給業務

1.質量標準の供給

キログラム原器を基に、各種精密天びんを用いて、1mgから5000kgに及ぶ標準分銅の質量値を設定している。キログラム原器は大気中で保管されており、密度・表面積の異なるステンレス鋼製標準分銅に質量値を移すためには、浮力及び水蒸気吸着量の補正が必要である。これらの補正には、原器用天びん(相対標準不確かさ3×10-10)とシンカー(体積、表面積の異なる分銅)が用いられている。この手法は、当研究室で独自に開発されたもので、世界的にみても最高精度を実現している。

現在、校正事業者の認定制度に対応して、以下の3種類の校正を実施している。

(1)認定事業者の特定二次標準器のE1級相当以上での校正

(2)20kgを越え、5000kg以下の質量をもつ分銅、重錘の校正

(3)ラボ間比較試験

 

2.力標準の供給

力の標準は、約500kN(55tf)以下は実荷重により、それ以上20 MN(約2000tf)までは油圧式力標準機によって実現している。広い範囲の各種のロードセルの校正と性能評価を依頼試験によって行っている。現在、認定制度立ち上げの準備として、ロードセルの持ち回りによる技術指導を行っている。これにより各参加者の能力を高め、保有する力標準機の性能評価を進めている。

 

3.圧力標準の供給

圧力の標準は、光波干渉式気圧計を基礎として、多数の標準重錘型圧力計群によって実現している。カバーする範囲は、数百 Paから500 MPaに及んでいる。依頼試験により標準重錘型圧力計と液柱型圧力計の校正サービスを実施している。現在この校正可能範囲を産業界からの要請で1 Paの微小圧力領域にまで広げるための開発が進められており、当所で開発した微小圧力用の標準校正装置が製品化されつつある。認定制度の立ち上げのため、技術指導の名目で重錘型圧力計の持ち回りを実施している。これにより、参加者の校正の実力が格段に向上する。

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